1600頃になってホテルで車をアレンジしてもらって「沈黙の塔」とゾロアスター教寺院、アーテシュキャデ。 200000リアル(約¥570)
日干しレンガのホテルの中は涼しいのだけれど一歩外へ出ると陽射しが強くとても暑い。 水が無くなったので「沈黙の塔」へ向かう途中で商店で水を買いたい、とドライバーに伝えてマジェステ・ジャーメ(寺院)近くで止まってもらった。
COOTが商店でペットボトルの水を買ってる間に私は隣の八百屋さんへ!
シーラーズからずっとお預けで買ってもらえなかったスイカを買いに行ったのだ。
直径23cmくらいのが小さいのが15000リアル(約¥40)だった。
八百屋のおじさんは日本と同様スイカを手でポンポン叩いて美味しく熟れたのを選んでくれた。
観光してる間は車に置いておけば良いし・・・・
すぐ食べれなくてもゲットしただけでシ・ア・ワ・セ!
これで晴れてCOOTはスイカの呪いから解放されたのであった。
ダフメイェ・ザルトシュティヤーン、「沈黙の塔」は街外れにそびえてる小高い山で、ゾロアスター教の墓場という意味だそうだ。
頂上に死者を鳥葬(風葬)にする穴が残っているのだ。 もちろん現在は鳥葬は禁止されている。(1930年から)
山裾に2009年のチュニジアで見たクサールのような廃墟があった。
否が応でも連想してしまうのは”Star Wars" !
Star Wars ファンのKIKIさんの目が輝いていた。
本来はお通夜などに使う集会場だったそうだ。
少しずつ修復をしているようだった。
←対の(風採り塔)とアーブ・アンバールという貯水池。
小高い山の上にある塔は2つある。
高い方が男性用で、低い方が女性用とのこと。
外見からすると右側の低い女性用の方が登りやすそうだし、山頂の塔も立派に見えたので
(「地球の歩き方」では男性用の高い方へ登るのを推奨していたけれども・・・)3人で登った。 このために登山用の杖も持って来ていたのだ。
それでも暑いし私にはかなりキツい昇りだった。
さっき買ったスイカを一口食べたら100mくらい頑張って歩けそうなんだけれどもね! 水で我慢。
ドライバーとの待ち合せにまだ時間があったので元気なKIKIさんとCOOTは男性用の塔へも登って行った。
ロバさんでもいたら私も登って行けたのになぁ。。。
と思ってたら、下山して駐車場へ行くと何となんと、ロバを連れたおじさんが・・・・! ショック。
乗せてもらいたかったなぁ。
塔の上から夕陽を見るために団体の観光客がバスからゾロゾロ降りてきた。
これからの砂漠地帯の旅にスイカとロバは必需品になりそうだ。
続いてゾロアスター教の聖地、アーテシュキャデ。 (入場料@10000リアル。)
ここでドライバーとはお別れ。
スイカを持ち歩いたまま観光することになってしまった。
まぁ、狭いところだし、命の糧だし、小さいからそんなに重くはないし・・・
アーテシュキャデ(「火の家」という意味)、ゾロアスター寺院は思ったより簡素な建物の中に1500年前から絶やさず燃えている聖火が祭られている。
表の正面にはペルセポリスで見かけたアフラ・マズダの像が刻まれていた。
タクシーでホテルへ戻る。(50000リアル)距離的にちょっと高かったかな。
お楽しみのスイカを早速冷蔵庫へ!
せっかくの隊商宿、しばし探検。
↑KIKIさんのお部屋よりコートヤードを覗む。
茶色の古い木の装飾扉の二部屋は特別室でとても豪華だった。
お客さんがいない間は扉が開いていて中を見れるようになっていた。
まるで博物館!
でも、落ち着かないだろうな。。。。
シャワーでさっぱりしてからバザールを歩きながら夕食のレストラン探し。
イラン名産のピスタチオはかなり高かった。
バスターミナルで買った時はあまりに高く感じてぼられたと思ったけれどバザールでも同じような値段だった。
片手に乗るくらいで約100円ほどだった。
以前、GODIVAのチョコレートの中に入っていて美味しかった丸ごとの生干しのアプリコットを見つけたので少しだけ買ってみた。
案の定美味しかったので、エスファハンで帰国前に買うことに決めた。
同じお店でビニール袋にたっぷりのポンポン菓子みたいなのを買ってる家族がいて、言葉は通じないけれど、美味しいから食べてみて、と一握り分けてくれた。
お礼に日本からこういう時のために持参した日本のお菓子
を女の子に渡したら、まだ5〜6歳の少女なのに警戒してか、遠慮してか素直に受け取ってくれなかった。
躾がいいのだろうな。 その後もそんな事があったのだ。
母親がもらっていいのよ、と諭したようでようやく私の手から受け取ってすぐに頬張って嬉しそうにしてくれた。
夜のバザール歩きもとても面白いのだ。 裸電球一つ灯るお店には店主が不在な店も多い。
手作りのハンドクラフトには自然と目がいってしまう。
レストランはハンマーム(共同浴場)を改装したお店、Chayhhane-ye Hammam- Khan チャイハーネイェ・ハンマーメ・ハーンへ。
なかなか見つからず地元の人に何人も聞きながらやっと見つけた。
知らなくても適当に教えるおじさんがいて同じ所を行ったり来たり。
中へ入るとお客はまだ入っていなかったけれどなかなかステキな創りだった。
初めて入るハンマームだ。
レストランでなくこのままハンマームとして営業してもいいんじゃないかな。
英語のメニューもあったけれど、従業員は殆ど理解してない様子だった。
タイルを敷き詰めたテーブルがイランぽくって嬉しい。
食器もタイル柄でテーブルと一体感があって感激!
・ Boofeh ordov
(キュウリの入ったヨーグルトスープ)
・ Fesenjan stew
(クルミとザクロのペーストでチキンを煮込んだ料理)
・ Koofteh
(干しアンズの入ったミートボール)
先ほどバザールで買った丸ごとの生干しアンズが入っていて笑えた。
・ バーベリーライス
・ ナーン(薄べったいパン)
・ レモンビール(ノンアルコール)
これで3人分で456000リアル(約¥1300)
ホテルに戻ってコートヤードのレストランでお茶にした。
(3人で35000リアル=¥100)
後になって「地球の歩き方」のお料理編、ホレシュテ・フェッセンジャーンの煮込み料理の写真をよ〜く見たらテーブルもお皿も同じだった。
ここのお料理が載っていたのだ。 小さな発見だけれど嬉しかった。
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