2013年7月26日 (金)

トールペイント

最近トールペイントのブログ更新をサボっているのだけれど、作品は順調にしあがっている。

Dscf0228 10数年前に描いたこのデザイン、気に入っていたのだけれど、植木鉢として土を入れると次第に傷んできて処分してしまっていた。Dsc00297  室内に手頃なゴミ箱があったので再現してみた。 ぐる〜っと一周、3カ所に描いてみた。
民芸調だけれども、基礎編のパターンなのだ。

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こちらは大のお気に入りペインター、Betty Caithness 先生の初期の作品で“Hunt Scene Table" より、絵の部分だけの抜粋で。
60cm X 30cm の大作だ。
家具ではないのでアンティークとクラックリングは省いた。

製作中、マスキングテープをした上からドライヤーを多用して絵の具を乾かしながら描いたのが原因で、マスキングテープを剥がした後、テープの糊がベッタリ枠に張り付いてしまっていてベタベタだった。
それを湿度の高い中3〜4週間かけてじっくりベタベタを乾燥させてから電動のヤスリで磨き上げてからの仕上げだったので、思いの外時間がかかってしまった。

Betty 先生の初期の作品でベース作りが簡単なのでササっと出来上がりの予定だったのに思わぬ落とし穴だった。

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2013年7月25日 (木)

ベリー&ベリー

Dsc04075 お庭での収穫が真っ盛り!
モロッコインゲンサヤインゲン、サンチュ等の野菜類は暑さで収穫量が減ってしまったけれど、ブルーベリーとブラックベリーがたわわに実っている。
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ブルーベリーは憎きヒヨドリ達から防御すべくネットをかけてあるので一日おきにたっぷり収穫できるようになった。
それでも時々ネットに留ってネットの隙間からブルーベリーを啄む不届き物が!

Dsc04073 垣根に這わせてるブラックベリーも今が盛り。
熟したブラックベリーはトロ〜っと濃厚で香りも良くとっても美味しい。
ブラックベリーがたわわに実ってるのってとっても癒される。
最近道路側のブラックベリーが収穫に行くと無くなってることがあるんだけど、犯人は鳥さんなのか?近所の子供達か?
我が家からのお裾分けってことで。

ブラックベリーは毎年ツルが次々と伸びてお隣へ進入してしまうDsc04074こともあるので、最初に植えた株を今年の春に撤去してしまっていた。

今年の収穫が心配だったのだけれども、去年並の収穫があって一安心。

今残ってるブラックベリーは元株から伸びたのが地面に接触した所から根が伸びて成長したものなのだ。
来年はまたジャムが作れるようになるかな。

Dsc04078 我が家のブルーベリーはちょっと酸っぱめだけど、手入れは殆ど無くて世話要らずで、こんなに収穫できるようになると苗を植えた甲斐がある。
8月上旬まで楽しめそうだ。

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2013年7月20日 (土)

やっぱり調律師さんの席はGood !

猛暑が続いた後少しは涼しくなったけれど早くも夏バテ気味・・・・
そういえば最近コンサート関連、トールペイント関連のブログも止まったまま。。。

今日は東京音大の演奏会に大のお気に入りのトッパンホールへ行って来た。
モーツアルト、ショパン=リストの6つのポーランドの歌より〜、リスト、チャイコフスキーは聴きやすい曲だけれども、ラフマニノフの曲が多かったり、プロコフィエフ、バルトーク等、私が普段あまり好んでは聴かない曲も多く音響的にはピカイチなのに一生懸命に聞き入り過ぎて少々疲れたかな。

今日の座席は自由席で、満席でもなかったので前半と後半で席を替えて音響が座席によってどの程度違うか試してみた。
最初はほぼ中央に座り、後半はいわゆる調律師さんの席、右後方に。

一口に右後方と言ってもホールの形や大きさ、ピアノの大きさによっても違うので見極めが必用、と以前調律師さんに良い席の選び方を教えて頂いていたのが役にたった。
座席によってこんなにも違うのだ!と分かってしまいましたよ。
音の粒子が濃い、という表現が良いのかわからないけれど、本当に違った。
ちなみに個人的に最悪、と思うのはは最前列左の端っこ。
(ピアノの調律が悪いんじゃないかな?と思ったホールもあったのだ。)

大好きなホールでSteinway & Sons のコンサートグランドで、たっぷり音のシャワーを堪能できた。
やっぱり調律師さんの席は最高!

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2013年7月 1日 (月)

庭木の剪定

春以降生け垣のキンモクセイが今年も元気に伸び放題。
楓や月桂樹も大きく茂ってまたもや鳩が巣を作りそうな勢いで飛んでくる。
鳩が木に止まってるのを見かけると掃き出し窓の横に用意した園芸用の2mほどの棒で木をつついて追い払うのだけれど、また直ぐに戻って来てしまう。
CDをぶらさげた当初は一時鳩たちは来なくなったんだけれども、もう耐性化したようでね。。。

今年もいつもの植木屋さんに剪定してもらう時期になった。
鳩ができるだけ近寄らないように、とリクエスト。
外回りのキンモクセイにはブラックベリーがあちこちからニョキニョキ伸びていて、植木屋さん泣かせだろうなぁ。

でも長年のお付き合いの植木屋さんなので、ヘッジトリマーは使わずに手作業で丁寧に剪定してくださるので、とても助かっている。
今年は雨で作業を途中で中断されて、結局一日半作業していただいた。
おかげでスッキリ、サッパリ、なんとも気持ちの良いお庭になった。
剪定してもらって以降、鳩の姿も見かけない。

でもプランターでいろいろお野菜作りしてるの、道路から丸見えに!
もう少しお花も植えないとね。

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2013年6月30日 (日)

夏野菜の収穫

Dsc00286 erica's farm の野菜たちが順調に収穫の時期を迎えている。
先週追肥、土寄せしたので育つ勢いが良い。
今日の収穫は;
 ・ 枝豆 (大ザル一杯)
 Dsc00287 ・ ナス  3本
 ・ シシトウ 14個
 ・ トマト  2個
 ・ プチトマト 7個
  ・ ズッキーニ 2本
 ・ 大根1本 (巨大!)
 ・ インゲン  一握り

Dsc00289_2 まずまずの収穫。

Dsc03943 庭のラズベリーは殆ど収穫を終えて、昨日からブラックベリーとブルーベリーが数粒ずつ採れるようになった。
ブルーベリーはちょっと油断するとヒヨドリに食べられてしまうので去年使用したネットをかけた。
見栄えは悪いけれども・・・・
収穫もしにくいなぁ。。。。

庭のプランターのモロッコインゲンは勢いが無くなって来たので追肥してみた。
大好物で、種が余ってたので空いてる鉢に種まきもしてみた。


Dsc00285_2 最近作ったお料理、ズッキーニと真ダラのスープは我が家お初のメニューだったけれど、ズッキーニが大量消費できたし、ジャガイモも使えて、しかも美味しかった。Dsc00284_2

あと一ヶ月ほどが一番収穫のある時期だ。
毎日たっぷりお野菜の健康食で、家計も大助かり。

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2013年6月19日 (水)

ペルシャへ ⑧ ヤズドの朝

5月1日(水)

Dsc09224 朝目覚めると冷蔵庫のスイカが程よく冷えていた。
朝食前にスイカを解体することにした。
今回の旅行は荷物を全て機内持ち込みにしたのでナイフを持って来ていない。
どうやってスイカを切ろうか・・・・?

Dsc03294 目に留まったのが室内の階段!
日干しレンガでできていて、角が程よく尖っているのだ。
軽くスイカを当ててひびを入れて洗面所で手でぱっくりと割った。
機内食のプラスチックのスプーンで丸くくり抜いてタッパーに入れていく。
Dsc09287_2 これで一日分の水筒?完成だ。
味見してみるとちょうど良く熟れててとっても美味しい!
10分もしないで解体作業終了!
これで炎天下でもしっかり歩けるぞ〜。

Dsc09289_2朝食はここも雰囲気のよいコートヤードでのビュッフェ。
わ〜い! ビュッフェにもスイカが並んでる。
我々三人で大Dsc03295皿のスイカは半分ほどなくなってしまった。
犯人は・・・

焼きたてのナンに名物のバラのジャム、白いチーズがとても美味しかった。

Dsc09295 まず最初に今夜のエスファハンのホテルの予約のために旅行Dsc09291_2 代理店へ向かう。
道中ヤズドの旧市街歩きがいい感じ!
→はパン屋さん。
ドアの上にパンがそのまま釘で打ち付けてあった。

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Dsc09299_2 Dsc09300

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Dsc09297 Dsc03300

日干しレンガの迷路が続いた。
モスクのブルータイルが目を惹く。

Dsc09309 代理店へ到着すると英語の出来る女性がとても良く働いてくれた。
エスファハンでも隊商宿に泊りたかったので、計画当初から目をつけていた★★★★★のアッバーシー・ホテルを3泊お願いした。
Dsc09308 ところが満室とのこと。 何と2週間先まで満室とのお返事。
第二希望のソンナティー・ホテルも満室。

予約せずに直接エスファハンへ入ると路頭に迷う事になるのでなんとかホテルを押さえないとならなくなった。
観光に便利な立地条件の良いホテルから次々に電話をしまくってもらった。
おかしなことに、現地の旅行代理店よりも「地球の歩き方」のホテルリストの方が良くできていて、こちらから電話番号を言って尋ねてもらう、ということになった。

ようやく空きがあったのが5つ目のピールージー・ホテルだった。
ビジネス客の多いホテルだそうだけれど仕方ない。

Dsc09305 旅行社のお客さんの中にこんな人も!
黒いターバンを巻いてるのは位の高いエマーム(宗教指導者)だそうだ。
正面からは写真を撮りにくいので後ろ姿だけこっそりと。

Dsc09306 これは旅行代理店でみつけたイラン式のカレンダー。
年号がヒジュラ暦とも微妙に違うみたいで・・・
小文字で西暦もあったので、このカレンダーで確認しながら無事ホテルの予約ができてヤレヤレ。
担当のお姉さん、どうもありがとう!

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2013年6月17日 (月)

オオバンクラブの会

今月のオオバンクラブの会はDVD鑑賞。
詳しくは書けないけれど探検ものだ。
50年からの日本の探検の歴史を振り返るような内容で、$1=¥360 の頃の海外遠征の苦労話や、40年以上使われていた彼らの巣のような古い下宿が数年前も家主さん含め健在なのも興味深かった。

Dsc03956 数ヶ月前から予定していた英国旗のF.S.さんからOさんへの授与式!?も。 

お二人の♪ヴォカリーズもいい感じになってきましたね!

お料理の方はerica's farm の夏野菜の収穫がボチボチはじまって野菜中心のメニューになった。

Dsc00280 ランチは収穫したてのジャガイモ、キュウリを使ったポテトサラダを直前に庭のプランターで摘み取ったサンチュに包みながら、と焼きたてのスコーン。

夕食には:
・ チーズ&クラッカー
・ ズッキーニ、ジャガイモ、赤ピーマン&モロッコインゲンのガーリック炒め
・ イカと大根の煮物
・ ローストラム
・ 魚のグリル (ハチビキ&鯛)
・ グリーンピースのサフランライス

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(新種のお魚!)

梅雨時にも関わらずお集りいただいた皆さん、どうもありがとうございました。

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2013年6月15日 (土)

ペルシャへ ⑦ ヤズド観光 その1

1600頃になってホテルで車をアレンジしてもらって「沈黙の塔」とゾロアスター教寺院、アーテシュキャデ。 200000リアル(約¥570)

日干しレンガのホテルの中は涼しいのだけれど一歩外へ出ると陽射しが強くとても暑い。 水が無くなったので「沈黙の塔」へ向かう途中で商店で水を買いたい、とドライバーに伝えてマジェステ・ジャーメ(寺院)近くで止まってもらった。

COOTが商店でペットボトルの水を買ってる間に私は隣の八百屋さんへ!
シーラーズからずっとお預けで買ってもらえなかったスイカを買いに行ったのだ。
直径23cmくらいのが小さいのが15000リアル(約¥40)だった。
八百屋のおじさんは日本と同様スイカを手でポンポン叩いて美味しく熟れたのを選んでくれた。

観光してる間は車に置いておけば良いし・・・・
すぐ食べれなくてもゲットしただけでシ・ア・ワ・セ!
これで晴れてCOOTはスイカの呪いから解放されたのであった。

Dsc03252 ダフメイェ・ザルトシュティヤーン、「沈黙の塔」は街外れにそびえてる小高い山で、ゾロアスター教の墓場という意味だそうだ。 Dsc09241 頂上に死者を鳥葬(風葬)にする穴が残っているのだ。 もちろん現在は鳥葬は禁止されている。(1930年から)

Dsc09244 山裾に2009年のチュニジアで見たクサールのような廃墟があった。
Dsc09243

否が応でも連想してしまうのは”Star Wars" !
Star Wars ファンのKIKIさんの目が輝いていた。

本来はお通夜などに使う集会場だっDsc09246たそうだ。
少しずつ修復をしているようだった。

Dsc03253  ←対の(風採り塔)とアーブ・アンバールという貯水池。

小高い山の上にある塔は2つある。
高い方が男性用で、低い方が女性用とのこと。

Dsc09247 外見からすると右側の低い女性用の方が登りやすそうだし、山頂の塔も立派に見えたのでDsc03258 (「地球の歩き方」では男性用の高い方へ登るのを推奨していたけれども・・・)3人で登った。 このために登山用の杖も持って来ていたのだ。
Dsc09250 それでも暑いし私にはかなりキツい昇りだった。
Dsc03264_2 さっき買ったスイカを一口食べたら100mくらい頑張って歩けそうなんだけれどもね! 水で我慢。

Dsc09252 ドライバーとの待ち合せにまだ時間があったので元気なKIKIさんとCOOTは男性用の塔へも登って行った。

Dsc09261 ロバさんでもいたら私も登って行けたのになぁ。。。
と思ってたら、下山して駐車場へ行くと何となんと、ロバを連れたおじさんが・・・・! ショック。
乗せてもらいたかったなぁ。
塔の上から夕陽を見るために団体の観光客がバスからゾロゾロ降りてきた。

これからの砂漠地帯の旅にスイカとロバは必需品になりそうだ。

Dsc09262 Dsc03279 続いてゾロアスター教の聖地、アーテシュキャデ。 (入場料@10000リアル。)
ここでドライバーとはお別れ。
スイカを持ち歩いたまま観光することになってしまった。
まぁ、狭いところだし、命の糧だし、小さいからそんなに重くはないし・・・

アーテシュキャデ(「火の家」という意味)、ゾロアスター寺院は思ったより簡素な建物の中に1500年前から絶やさず燃えている聖火が祭られている。
表の正面にはペルセポリスで見かけたアフラ・マズダの像が刻まれていた。

Dsc03284 タクシーでホテルへ戻る。(50000リアル)距離的にちょっと高かったかな。
お楽しみのスイカを早速冷蔵庫へ!

せっかくの隊商宿、しばし探検。
↑KIKIさんのお部屋よりコートヤードを覗む。

Dsc09410 Dsc09409

茶色の古い木の装飾扉の二部屋は特別室でとても豪華だった。
お客さんがいない間は扉が開いていて中を見れるようになっていた。
まるで博物館!
でも、落ち着かないだろうな。。。。

Dsc03287 シャワーでさっぱりしてからバザールを歩きながら夕食のレストラン探し。

イラン名産のピスタチオはかなり高かった。
バスターミナルで買った時はあまりに高く感じてぼられたと思ったけれどバザールでも同じような値段だった。
片手に乗るくらいで約100円ほどだった。

Dsc09265 以前、GODIVAのチョコレートの中に入っていて美味しかった丸ごとの生干しのアプリコットを見つけたので少しだけ買ってみた。
案の定美味しかったので、エスファハンで帰国前に買うことに決めた。

Dsc09266 同じお店でビニール袋にたっぷりのポンポン菓子みたいなのを買ってる家族がいて、言葉は通じないけれど、美味しいから食べてみて、と一握り分けてくれた。
お礼に日本からこういう時のために持参した日本のお菓子 を女の子に渡したら、まだ5〜6歳の少女なのに警戒してか、遠慮してか素直に受け取ってくれなかった。
躾がDsc09269いいのだろうな。 その後もそんな事があったのだ。
母親がもらっていいのよ、と諭したようでようやく私の手から受け取ってすぐに頬張って嬉しそうにしてくれた。Dsc09268

夜のバザール歩きもとても面白いのだ。 裸電球一つ灯るお店には店主が不在な店も多い。
手作りのハンドクラフトには自然と目がいってしまう。

Dsc09270 レストランはハンマーム(共同浴場)を改装したお店、Chayhhane-ye  Hammam-  Khan チャイハーネイェ・ハンマーメ・ハーンへ。
なかなか見つからず地元の人に何人も聞きながらやっと見つけた。
知らなくても適当に教えるおじさんがいて同じ所を行ったり来たり。

中へ入るとお客はまだ入っていなかったけれどなかなかステキな創りだった。
Dsc09274 初めて入るハンマームだ。
レストランでなくこのままハンマームとして営業してもいいんじゃないかな。

Dsc09275 英語のメニューもあったけれど、従業員は殆ど理解してない様子だった。

Dsc09276 タイルを敷き詰めたテーブルがイランぽくって嬉しい。
食器もタイル柄でテーブルと一体感があって感激!


Dsc09277  ・ Boofeh ordov
        (キュウリの入ったヨーグルトスープ)

 

Dsc09279  ・ Fesenjan stew
   (クルミとザクロのペーストでチキンを煮込んだ料理)
 ・ Koofteh
              (干しアンズの入ったミートボール)
先ほどバザールで買った丸ごとの生干しアンズが入っていて笑えた。

Dsc03289 ・ バーベリーライス

・ ナーン(薄べったいパン)



Dsc09272 ・ レモンビール(ノンアルコール)

これで3人分で456000リアル(約¥1300)

Dsc09283 ホテルに戻ってコートヤードのレストランでお茶にした。
(3人で35000リアル=¥100)

後になって「地球の歩き方」のお料理編、ホレシュテ・フェッセンジャーンの煮込み料理の写真をよ〜く見たらテーブルもお皿も同じだった。
ここのお料理が載っていたのだ。 小さな発見だけれど嬉しかった。

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2013年6月13日 (木)

ペルシャへ ⑥砂漠の街、ヤズドへ

4月30日(火)

Dsc09190 0800のヤズド行きのバスに乗るためホテルの朝食を食べずにバスターミナルへタクシーで向かう。
日干しレンガの迷路の中の隊商宿を改装したこのホテルを出発すると、またもや道に迷ってしまった。
Dsc03236a ちょっと遠いバスターミナル、テルミナーレ・カーラーンディーシュまではタクシーで50000リアル(約¥140)。
Dsc09193 とても大きなバスターミナルで、複数のバス会社、土産物屋等で朝から賑わっていた。
一角にちゃんとモスクもあった。

Dsc03235 バス乗り場がなかなか分からなくて通行人にチケットを見せるとわざわざ他の人に聞きながら案内してくれた。
Dsc03234 イラン人の優しさにまたもや感激!

出発まで小一時間あるので朝食にホットドッグを注文することにした。 ところが調理にとても時間がかかる。
冷凍庫からソーセージを取り出してくるのは仕方が無いとしても、後から注文した人が次から次へとホットドッグを受け取っていくのに20分以上待っても私たちのは出来上がらなかった。
おかしいのでもう一度キャッシャーに詰め寄ると注文したのはホットドッグではなくてスペシャルの75000リアルのジャンボサンドイッチだった。
言葉が通じないので一番高い商品を売りつけられてしまったらしい。
この後も旅行中、メニューの写真を指差しても違う物が出てくる、という不思議な現象は何度も起きたのだった。

隣にはカフェテリアもあって、すぐ食べられるスープ等美味しそうな物が並んでたので、もっと良く偵察してからお店に入るべきだった。

Dsc09197 バスの出発10分くらいになってようやく出来上がったサンドイッチを持ってバスに乗り込んだ。

Dsc03238 VIPバスで、横3列のゆったりしたスペースでシートは飛行機並み!
テイクアウトしたスペシャルサンドイッチは値段だけあってとても美味しかった。
でもサイズもスペシャルでジャンボで、食べきれなかった。

Dsc09201発してしばらくすると冷たいジュースが配られた。
Dsc09209 バスに備え付けの冷蔵庫にはペットボトルの水もあった。
シーラーズの街を抜けると高速道路の左右に麦畑やらジャガイモ畑が時折現れる。
Dsc09210 Dsc09204

放牧の牛や羊。。。 次第に山がちになり乾燥した大地が続く。


Dsc03239近くには3661mもある山もあって、まだ残雪があった。
遠くに雪山を眺めながら砂漠地帯を進む、といDsc09212う滅多にない体験だ。 

6時間ほどの移動で休憩は1200少し前の一度きり。
最後部の座席で暑かった。
休憩場所で冷たいペットボトルの水を買って飲んだ。
Dsc09214 休憩中、ふと上を見上げると桑の実が実っていて私が実を摘んで食べ始めたら他の乗客も枝を押し下げて食べ始めた。 お互い目が合うとにっこり。

標高2300mほどの峠をひたすら下るとヤズドの街が広がっていた。

ヤズドのバスターミナルへは1400頃到着した。
とにかく暑いし、空気がとても乾燥していた。
バスターミナルで翌日のエスファハン行きのVIPバスのチケットを買うことにした。
この時も親切な地元の人が6〜7件あるバス会社の中からVIPバスのチケット売り場へ案内してくれた。
とても助かる。 困ってる人に親切にするのが当たり前な習慣が残ってるんだなぁ。 

ペルシャ語表記なので本道にVIPバスなのかどうか不安はあったけれどこれで一安心だ。

タクシーでホテルへ行こうとしたら客引きがやって来て60000リヤルで、ということになった。 車へ向かうとなんと普通の汚い乗用車、白タクだった。
車は古いし、ドライバーもイヤな感じがした。
黄色の普通のタクシーがやってきたので白タクを振り切って黄色のタクシーに乗るとなんと50000リアルだった。 危ない、危ない!
Dsc03242 たった30円ほどの違いだけれど、別の場所へ連れて行かれても怖いし、更に料金をふっかけてくる可能性だって否定できない。

Dsc03243 キレイな気持ちよいタクシーでホテル近くで降ろされた。
ここからはバザールの中を歩いてまたまた昔の隊商宿を改築したホテル、マレク・オ・トッジャールへ。

昼休みなのか、バザールはシャッター街と化していた。
しばらく歩くと左手に細いけれど綺麗な通路があって、更にその奥にホテルがあった。

Dsc03245a ここもシーラーズ同様日干しレンガの建物が複雑に入り組んだところにある伝統的な隊商宿を改築したホテルだ。

Dsc09229 Dsc09227

 

COODsc09224Tと私の部屋は窓の無いお部屋だったけれど、メゾネットタイプのベッドルームが2階にある変わった造りだった。
リビングとバスルームの面積は同じくらい。Dsc09223
部屋の中の階段も日干しレンガ造りで、一段一段が大きい。
この階段、翌朝大活躍することに。。。。

1500ごろになってコートヤードのレストランでランチにした。

「地球の歩き方」とにらめっこしながらオーダーしたのは:

Dsc09222  ・ キャシュコ・バーデムジャーン

  (ナスのペースト?シチュー?にもっちりとしたヨーグルトソースをかけたもの)

Dsc09221  ・ フェッセンジャーン (ビーフ)

  (クルミとザクロのペーストで煮込んだ料理)

 ・ ノンアルコールビール
                (レモン風味)

Dsc09220 おかずを頼むとそれぞれ料理に応じてパンやご飯が定食のように付いてくる。

イランっていうとキャバーブが有名だけれど、煮込み料理が今まで食べたことのない味ばかり。
どれもとても美味しいのだ。
ザクロの入ったフェッセンジャーンというお料理は少し甘めだけれどご飯と一緒に食べるととても美味しい。

バーデムジャーンと言うナスのペーストのような、シチューのようなお料理は薄べったいナーンと一緒に食べると、これまた実に美味しかったのだ。
3人分で280000リアル(約¥800)

Dsc03244 食事中にホテルのスタッフが「どこの国からきたのか?」と聞かれてJAPAN だと答えるとなんと日の丸の旗を持って来てくれた。
他にスイス、ドイツからのグループにもそれぞれの旗が置かれて、お互いに”Hello, Japan ! ", ”Hello, Swizerland !、Germany! " とお客どうしが挨拶しあった。
スイス、ドイツからのお客さんはシーラーズから同じバスでやってきて、休憩時に一緒にに桑の実を食べた、もう知り合ったさんだった。
なかなか面白い演出だった。

なかなか凝った装飾のコートヤードでの食事は異国情緒たっぷりで、隊商宿の魅力にたっぷり浸った。

続く

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2013年6月12日 (水)

残念!

erica's farm のお野菜達は順調に育っていてミニトマトはうっすら色づき始めた。
COOTが出張で留守がちなのでズッキーニもキュウリも大根もレタスも食べきれない。
最後一つになったレタスを週末のオオバンクラブの会用にとっておいたのだけれど、大事にしすぎてそのまま腐ってしまった。

台風の影響でやっと雨が降って、しばらく水やりに畑へ通わずに済むのは助かる。
でもね、たとえ雨でもお野菜はどんどん育ってしまうので、2〜3日おきには通わないとキュウリやズッキーニは巨大化してその後順調に実らなくなってしまうのだ。
今日も泥まみれになりながら収穫してきた。

今日のerica's farm での収穫はキュウリ6本、ナス3個、ズッキーニ5本、大根一本。
庭からはモロッコインゲン片手に一山、サンチュ(サラダで二人分)、フェンネル。 モロッコインゲンが柔らかくて毎日美味しくいただいている。

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