2013年6月19日 (水)

ペルシャへ ⑧ ヤズドの朝

5月1日(水)

Dsc09224 朝目覚めると冷蔵庫のスイカが程よく冷えていた。
朝食前にスイカを解体することにした。
今回の旅行は荷物を全て機内持ち込みにしたのでナイフを持って来ていない。
どうやってスイカを切ろうか・・・・?

Dsc03294 目に留まったのが室内の階段!
日干しレンガでできていて、角が程よく尖っているのだ。
軽くスイカを当ててひびを入れて洗面所で手でぱっくりと割った。
機内食のプラスチックのスプーンで丸くくり抜いてタッパーに入れていく。
Dsc09287_2 これで一日分の水筒?完成だ。
味見してみるとちょうど良く熟れててとっても美味しい!
10分もしないで解体作業終了!
これで炎天下でもしっかり歩けるぞ〜。

Dsc09289_2朝食はここも雰囲気のよいコートヤードでのビュッフェ。
わ〜い! ビュッフェにもスイカが並んでる。
我々三人で大Dsc03295皿のスイカは半分ほどなくなってしまった。
犯人は・・・

焼きたてのナンに名物のバラのジャム、白いチーズがとても美味しかった。

Dsc09295 まず最初に今夜のエスファハンのホテルの予約のために旅行Dsc09291_2 代理店へ向かう。
道中ヤズドの旧市街歩きがいい感じ!
→はパン屋さん。
ドアの上にパンがそのまま釘で打ち付けてあった。

Dsc09298_2

Dsc09299_2 Dsc09300

Dsc09304

 

Dsc09297 Dsc03300

日干しレンガの迷路が続いた。
モスクのブルータイルが目を惹く。

Dsc09309 代理店へ到着すると英語の出来る女性がとても良く働いてくれた。
エスファハンでも隊商宿に泊りたかったので、計画当初から目をつけていた★★★★★のアッバーシー・ホテルを3泊お願いした。
Dsc09308 ところが満室とのこと。 何と2週間先まで満室とのお返事。
第二希望のソンナティー・ホテルも満室。

予約せずに直接エスファハンへ入ると路頭に迷う事になるのでなんとかホテルを押さえないとならなくなった。
観光に便利な立地条件の良いホテルから次々に電話をしまくってもらった。
おかしなことに、現地の旅行代理店よりも「地球の歩き方」のホテルリストの方が良くできていて、こちらから電話番号を言って尋ねてもらう、ということになった。

ようやく空きがあったのが5つ目のピールージー・ホテルだった。
ビジネス客の多いホテルだそうだけれど仕方ない。

Dsc09305 旅行社のお客さんの中にこんな人も!
黒いターバンを巻いてるのは位の高いエマーム(宗教指導者)だそうだ。
正面からは写真を撮りにくいので後ろ姿だけこっそりと。

Dsc09306 これは旅行代理店でみつけたイラン式のカレンダー。
年号がヒジュラ暦とも微妙に違うみたいで・・・
小文字で西暦もあったので、このカレンダーで確認しながら無事ホテルの予約ができてヤレヤレ。
担当のお姉さん、どうもありがとう!

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2013年6月15日 (土)

ペルシャへ ⑦ ヤズド観光 その1

1600頃になってホテルで車をアレンジしてもらって「沈黙の塔」とゾロアスター教寺院、アーテシュキャデ。 200000リアル(約¥570)

日干しレンガのホテルの中は涼しいのだけれど一歩外へ出ると陽射しが強くとても暑い。 水が無くなったので「沈黙の塔」へ向かう途中で商店で水を買いたい、とドライバーに伝えてマジェステ・ジャーメ(寺院)近くで止まってもらった。

COOTが商店でペットボトルの水を買ってる間に私は隣の八百屋さんへ!
シーラーズからずっとお預けで買ってもらえなかったスイカを買いに行ったのだ。
直径23cmくらいのが小さいのが15000リアル(約¥40)だった。
八百屋のおじさんは日本と同様スイカを手でポンポン叩いて美味しく熟れたのを選んでくれた。

観光してる間は車に置いておけば良いし・・・・
すぐ食べれなくてもゲットしただけでシ・ア・ワ・セ!
これで晴れてCOOTはスイカの呪いから解放されたのであった。

Dsc03252 ダフメイェ・ザルトシュティヤーン、「沈黙の塔」は街外れにそびえてる小高い山で、ゾロアスター教の墓場という意味だそうだ。 Dsc09241 頂上に死者を鳥葬(風葬)にする穴が残っているのだ。 もちろん現在は鳥葬は禁止されている。(1930年から)

Dsc09244 山裾に2009年のチュニジアで見たクサールのような廃墟があった。
Dsc09243

否が応でも連想してしまうのは”Star Wars" !
Star Wars ファンのKIKIさんの目が輝いていた。

本来はお通夜などに使う集会場だっDsc09246たそうだ。
少しずつ修復をしているようだった。

Dsc03253  ←対の(風採り塔)とアーブ・アンバールという貯水池。

小高い山の上にある塔は2つある。
高い方が男性用で、低い方が女性用とのこと。

Dsc09247 外見からすると右側の低い女性用の方が登りやすそうだし、山頂の塔も立派に見えたのでDsc03258 (「地球の歩き方」では男性用の高い方へ登るのを推奨していたけれども・・・)3人で登った。 このために登山用の杖も持って来ていたのだ。
Dsc09250 それでも暑いし私にはかなりキツい昇りだった。
Dsc03264_2 さっき買ったスイカを一口食べたら100mくらい頑張って歩けそうなんだけれどもね! 水で我慢。

Dsc09252 ドライバーとの待ち合せにまだ時間があったので元気なKIKIさんとCOOTは男性用の塔へも登って行った。

Dsc09261 ロバさんでもいたら私も登って行けたのになぁ。。。
と思ってたら、下山して駐車場へ行くと何となんと、ロバを連れたおじさんが・・・・! ショック。
乗せてもらいたかったなぁ。
塔の上から夕陽を見るために団体の観光客がバスからゾロゾロ降りてきた。

これからの砂漠地帯の旅にスイカとロバは必需品になりそうだ。

Dsc09262 Dsc03279 続いてゾロアスター教の聖地、アーテシュキャデ。 (入場料@10000リアル。)
ここでドライバーとはお別れ。
スイカを持ち歩いたまま観光することになってしまった。
まぁ、狭いところだし、命の糧だし、小さいからそんなに重くはないし・・・

アーテシュキャデ(「火の家」という意味)、ゾロアスター寺院は思ったより簡素な建物の中に1500年前から絶やさず燃えている聖火が祭られている。
表の正面にはペルセポリスで見かけたアフラ・マズダの像が刻まれていた。

Dsc03284 タクシーでホテルへ戻る。(50000リアル)距離的にちょっと高かったかな。
お楽しみのスイカを早速冷蔵庫へ!

せっかくの隊商宿、しばし探検。
↑KIKIさんのお部屋よりコートヤードを覗む。

Dsc09410 Dsc09409

茶色の古い木の装飾扉の二部屋は特別室でとても豪華だった。
お客さんがいない間は扉が開いていて中を見れるようになっていた。
まるで博物館!
でも、落ち着かないだろうな。。。。

Dsc03287 シャワーでさっぱりしてからバザールを歩きながら夕食のレストラン探し。

イラン名産のピスタチオはかなり高かった。
バスターミナルで買った時はあまりに高く感じてぼられたと思ったけれどバザールでも同じような値段だった。
片手に乗るくらいで約100円ほどだった。

Dsc09265 以前、GODIVAのチョコレートの中に入っていて美味しかった丸ごとの生干しのアプリコットを見つけたので少しだけ買ってみた。
案の定美味しかったので、エスファハンで帰国前に買うことに決めた。

Dsc09266 同じお店でビニール袋にたっぷりのポンポン菓子みたいなのを買ってる家族がいて、言葉は通じないけれど、美味しいから食べてみて、と一握り分けてくれた。
お礼に日本からこういう時のために持参した日本のお菓子 を女の子に渡したら、まだ5〜6歳の少女なのに警戒してか、遠慮してか素直に受け取ってくれなかった。
躾がDsc09269いいのだろうな。 その後もそんな事があったのだ。
母親がもらっていいのよ、と諭したようでようやく私の手から受け取ってすぐに頬張って嬉しそうにしてくれた。Dsc09268

夜のバザール歩きもとても面白いのだ。 裸電球一つ灯るお店には店主が不在な店も多い。
手作りのハンドクラフトには自然と目がいってしまう。

Dsc09270 レストランはハンマーム(共同浴場)を改装したお店、Chayhhane-ye  Hammam-  Khan チャイハーネイェ・ハンマーメ・ハーンへ。
なかなか見つからず地元の人に何人も聞きながらやっと見つけた。
知らなくても適当に教えるおじさんがいて同じ所を行ったり来たり。

中へ入るとお客はまだ入っていなかったけれどなかなかステキな創りだった。
Dsc09274 初めて入るハンマームだ。
レストランでなくこのままハンマームとして営業してもいいんじゃないかな。

Dsc09275 英語のメニューもあったけれど、従業員は殆ど理解してない様子だった。

Dsc09276 タイルを敷き詰めたテーブルがイランぽくって嬉しい。
食器もタイル柄でテーブルと一体感があって感激!


Dsc09277  ・ Boofeh ordov
        (キュウリの入ったヨーグルトスープ)

 

Dsc09279  ・ Fesenjan stew
   (クルミとザクロのペーストでチキンを煮込んだ料理)
 ・ Koofteh
              (干しアンズの入ったミートボール)
先ほどバザールで買った丸ごとの生干しアンズが入っていて笑えた。

Dsc03289 ・ バーベリーライス

・ ナーン(薄べったいパン)



Dsc09272 ・ レモンビール(ノンアルコール)

これで3人分で456000リアル(約¥1300)

Dsc09283 ホテルに戻ってコートヤードのレストランでお茶にした。
(3人で35000リアル=¥100)

後になって「地球の歩き方」のお料理編、ホレシュテ・フェッセンジャーンの煮込み料理の写真をよ〜く見たらテーブルもお皿も同じだった。
ここのお料理が載っていたのだ。 小さな発見だけれど嬉しかった。

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2013年6月13日 (木)

ペルシャへ ⑥砂漠の街、ヤズドへ

4月30日(火)

Dsc09190 0800のヤズド行きのバスに乗るためホテルの朝食を食べずにバスターミナルへタクシーで向かう。
日干しレンガの迷路の中の隊商宿を改装したこのホテルを出発すると、またもや道に迷ってしまった。
Dsc03236a ちょっと遠いバスターミナル、テルミナーレ・カーラーンディーシュまではタクシーで50000リアル(約¥140)。
Dsc09193 とても大きなバスターミナルで、複数のバス会社、土産物屋等で朝から賑わっていた。
一角にちゃんとモスクもあった。

Dsc03235 バス乗り場がなかなか分からなくて通行人にチケットを見せるとわざわざ他の人に聞きながら案内してくれた。
Dsc03234 イラン人の優しさにまたもや感激!

出発まで小一時間あるので朝食にホットドッグを注文することにした。 ところが調理にとても時間がかかる。
冷凍庫からソーセージを取り出してくるのは仕方が無いとしても、後から注文した人が次から次へとホットドッグを受け取っていくのに20分以上待っても私たちのは出来上がらなかった。
おかしいのでもう一度キャッシャーに詰め寄ると注文したのはホットドッグではなくてスペシャルの75000リアルのジャンボサンドイッチだった。
言葉が通じないので一番高い商品を売りつけられてしまったらしい。
この後も旅行中、メニューの写真を指差しても違う物が出てくる、という不思議な現象は何度も起きたのだった。

隣にはカフェテリアもあって、すぐ食べられるスープ等美味しそうな物が並んでたので、もっと良く偵察してからお店に入るべきだった。

Dsc09197 バスの出発10分くらいになってようやく出来上がったサンドイッチを持ってバスに乗り込んだ。

Dsc03238 VIPバスで、横3列のゆったりしたスペースでシートは飛行機並み!
テイクアウトしたスペシャルサンドイッチは値段だけあってとても美味しかった。
でもサイズもスペシャルでジャンボで、食べきれなかった。

Dsc09201発してしばらくすると冷たいジュースが配られた。
Dsc09209 バスに備え付けの冷蔵庫にはペットボトルの水もあった。
シーラーズの街を抜けると高速道路の左右に麦畑やらジャガイモ畑が時折現れる。
Dsc09210 Dsc09204

放牧の牛や羊。。。 次第に山がちになり乾燥した大地が続く。


Dsc03239近くには3661mもある山もあって、まだ残雪があった。
遠くに雪山を眺めながら砂漠地帯を進む、といDsc09212う滅多にない体験だ。 

6時間ほどの移動で休憩は1200少し前の一度きり。
最後部の座席で暑かった。
休憩場所で冷たいペットボトルの水を買って飲んだ。
Dsc09214 休憩中、ふと上を見上げると桑の実が実っていて私が実を摘んで食べ始めたら他の乗客も枝を押し下げて食べ始めた。 お互い目が合うとにっこり。

標高2300mほどの峠をひたすら下るとヤズドの街が広がっていた。

ヤズドのバスターミナルへは1400頃到着した。
とにかく暑いし、空気がとても乾燥していた。
バスターミナルで翌日のエスファハン行きのVIPバスのチケットを買うことにした。
この時も親切な地元の人が6〜7件あるバス会社の中からVIPバスのチケット売り場へ案内してくれた。
とても助かる。 困ってる人に親切にするのが当たり前な習慣が残ってるんだなぁ。 

ペルシャ語表記なので本道にVIPバスなのかどうか不安はあったけれどこれで一安心だ。

タクシーでホテルへ行こうとしたら客引きがやって来て60000リヤルで、ということになった。 車へ向かうとなんと普通の汚い乗用車、白タクだった。
車は古いし、ドライバーもイヤな感じがした。
黄色の普通のタクシーがやってきたので白タクを振り切って黄色のタクシーに乗るとなんと50000リアルだった。 危ない、危ない!
Dsc03242 たった30円ほどの違いだけれど、別の場所へ連れて行かれても怖いし、更に料金をふっかけてくる可能性だって否定できない。

Dsc03243 キレイな気持ちよいタクシーでホテル近くで降ろされた。
ここからはバザールの中を歩いてまたまた昔の隊商宿を改築したホテル、マレク・オ・トッジャールへ。

昼休みなのか、バザールはシャッター街と化していた。
しばらく歩くと左手に細いけれど綺麗な通路があって、更にその奥にホテルがあった。

Dsc03245a ここもシーラーズ同様日干しレンガの建物が複雑に入り組んだところにある伝統的な隊商宿を改築したホテルだ。

Dsc09229 Dsc09227

 

COODsc09224Tと私の部屋は窓の無いお部屋だったけれど、メゾネットタイプのベッドルームが2階にある変わった造りだった。
リビングとバスルームの面積は同じくらい。Dsc09223
部屋の中の階段も日干しレンガ造りで、一段一段が大きい。
この階段、翌朝大活躍することに。。。。

1500ごろになってコートヤードのレストランでランチにした。

「地球の歩き方」とにらめっこしながらオーダーしたのは:

Dsc09222  ・ キャシュコ・バーデムジャーン

  (ナスのペースト?シチュー?にもっちりとしたヨーグルトソースをかけたもの)

Dsc09221  ・ フェッセンジャーン (ビーフ)

  (クルミとザクロのペーストで煮込んだ料理)

 ・ ノンアルコールビール
                (レモン風味)

Dsc09220 おかずを頼むとそれぞれ料理に応じてパンやご飯が定食のように付いてくる。

イランっていうとキャバーブが有名だけれど、煮込み料理が今まで食べたことのない味ばかり。
どれもとても美味しいのだ。
ザクロの入ったフェッセンジャーンというお料理は少し甘めだけれどご飯と一緒に食べるととても美味しい。

バーデムジャーンと言うナスのペーストのような、シチューのようなお料理は薄べったいナーンと一緒に食べると、これまた実に美味しかったのだ。
3人分で280000リアル(約¥800)

Dsc03244 食事中にホテルのスタッフが「どこの国からきたのか?」と聞かれてJAPAN だと答えるとなんと日の丸の旗を持って来てくれた。
他にスイス、ドイツからのグループにもそれぞれの旗が置かれて、お互いに”Hello, Japan ! ", ”Hello, Swizerland !、Germany! " とお客どうしが挨拶しあった。
スイス、ドイツからのお客さんはシーラーズから同じバスでやってきて、休憩時に一緒にに桑の実を食べた、もう知り合ったさんだった。
なかなか面白い演出だった。

なかなか凝った装飾のコートヤードでの食事は異国情緒たっぷりで、隊商宿の魅力にたっぷり浸った。

続く

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2013年6月11日 (火)

ペルシャへ ⑤ シーラーズ観光

Dsc03175ルセポリスの観光を終えてシーラーズへ戻る道中もスイカ売りが気になった。
ちょうど街の入り口に午前中、行きに通ったコーラン門でドライバーと分かれた。Dsc09110
コーラン門Dsc03177aに大きなイランの国旗がはためいていた。

→この水路、不規則なカーブが何ともイランらしくっていいなぁ。

Dsc03099 コーラン門の左右に午前中は滝が流れていたんだけれども不思議なことに滝は消えていた。

Dsc03098

滝の周辺は公園になっていて、入場料は一人当たり5000リアル。

Dsc09114 木陰と噴水が涼しげ。
シーラーズの街が一望できた。
1400を回っていてさすがにお腹がすいてて、公園脇のチャイハネでランチにした。

Dsc09122 木陰の席を選んで陣取ると、そこここに桑の実が実っていた。 緑のまま熟すのと赤黒く熟すのと二種類あってどちらも美味しい。 お料理が来るまでの間枝だからもぎとってそのままお口の中へ!

Dsc09123 お庭のチャイハーネで、カーペットの上に使い捨ての新しいビニールシートを敷いてくれて、お料理が運ばれてくる。
メニューはイランの外食、代表選手のチェロウ・モルグ(チキン)、チェロウ・キャバーブ、それにイランビール(ノンアルコール)。
Dsc03184 チュロウとは白いご飯のこと。
お料理の上に山盛りのご飯で肝心なお料理がいつも見えない・・・
レモンとフレッシュミントがたっぷり添えられてる。
定番のお料理だけど美味しかった。

Dsc03183次にむかうのはハーフェズ廟。(入場料@150000リアル)
イランで最も偉大な詩人として敬愛されているのだそうだ。

まだタクシーに乗るのが慣れてなくて歩いて行くことになった。
Dsc09125 15〜20分ほどだけれど、←の大きな交差点を渡るのが大変だった。
Dsc09124 信号なんて無いし・・・ そもそも午後の暑い昼下がり、歩いてる人なんてほとんどいない。
→ペルシャ猫ではなさそうだったけど・・・・
Dsc03188 学校に間違えて入ろうとして警備員に注意されたりしながらもどうにかハーフェズ廟へ辿り着いた。

Dsc03186 ハーフェズというのはコーランの暗唱者という意味で、本名はシャムソッディーン・モハンマドと言うそうだ。
美しい庭園の中にイスラム式の東屋があって、その下に棺があった。
日本語の達者な男性と家族がいた。

花の庭園のあちこちにハーフェズの『詩』が記されていた。

次はエラム庭園。(入場料@150000リアル 約¥430)
Dsc09146_2 今度はさすがにタクシーに乗ることにした。
ハーフェズ廟の出入り口に待機してたタクシーと交渉して、というより言い値で40000リアル(約¥115)。

Dsc03196_2 エラム庭園は2011年にユネスコの世界遺産に「ペルシャ式庭園」として登録されている。

Dsc03199a

ハーフェズ廟からぽつりぽつり時たま降る雨は空気が乾燥してるので気にならなかった。

Dsc03195a_2 晴れて青空だったらもっときれいな写真になっていたと思Dsc09138 う。

 

Dsc03196

 

特に目を惹いたのはシーラーズ地方でよく

Dsc09140_3

栽培されている「バラ」が宮殿のタイルにも多用されていて、それがなんとも美しいこと!

Dsc03200a 庭園を散策中に面白い光景に出くわした。
大学生と思われる男女3〜40人が記念撮影するのにワイワイ、ガヤガヤしながら記念写真用に並んでいたんだけれども、向かって右が女性、左が男性にさ〜っと分かれて整列したのだ。 しかも男女の間に半人分ほどの隙間がキレイにできているのだった。
本当ににイランは男女の区別がハッキリとしている。

Dsc09158 エラム庭園からタクシー(40000リアル)で市内中心へ戻り、お馴染みの旅行会社PARSへ寄って翌日のヤズド行きのバスチケットを受取に行った。
ヤズドのホテルは第二希望のが取れて手続きをしていると、担当の女性が "I'm Shima " とのこと。
彼女は出発前にVISAや国内線の予約などで何度もメールをかわしていて、迅速で丁Dsc09161 寧な対応で好印象を持っていたのだった。
お互いに出会いを心から喜んで記念撮影もした。
私たちが知っている唯一のイラン人になる。

Dsc03208 バザールでザクロを買ったりしながらマジェステ・ヴァキール寺院へ行った。(入場料@5000リアル)
Dsc03211 中庭は工事中だったけれどタイルはとっても綺麗だった。

Dsc09174 Dsc03216a


Dsc03213 Dsc09170

ずっと見ていたい気分になる。
柱も美しい!

Dsc09178 夕食に「地球の歩き方」に載ってるシャーDsc09179テル・アッバースへタクシーで行くことにした。
いつもの旅行なら夕食のためにわざわざタクシーに乗ることはしないけれど、レストランが街の規模のわりに少ないのと、タクシーDsc03218 が思ってたほどぼられなく安く乗れるのが幸いした。 しかもこの日は一日中よく歩いてかなり疲れてたしね。

Dsc03219 イランでの夕食は2000〜2100くらいからお客が来るみたいで、1900ごろ到着したらご覧の通りガラガラだった。
着席すると直ぐに熱い麦の入ったスープが運ばれて来た。

Dsc03223語が通じないお店で、かろうじて乏しDsc03222い私のドイツ語が少しだけ通じた。
サラダビュッフェとラムチョップのロースト、レストランのスペシャルキャバーブをオーダーした。
Dsc03224 ラムは今まで食べた中で味付けも焼加減も最高に美味しかった。
スペシャルキャバーブはチキン、ビーフ&カジキマグロだった。
お魚もしっとりと美味しく焼けていた。
お腹いっぱい3人で食べて290000リアル、約¥830)。 ビックリするほど安かった。

Dsc03226 タクシーでホテルへ戻る前に大きな交差点にある大にぎわいのバン&ケーキ屋さんで焼き菓子を買った。
Dsc09184

最後にホテルのコートヤードのレストランでお茶してこの日はおしまい。

Dsc03229 Dsc03232

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2013年6月 7日 (金)

ペルシャへ ④ペルセポリス

4月29日(月)

Dsc03042a 朝食はコートヤードのレストランで。
朝食なのでテーブル席でイラン式のビュッフェ。
平たいナーン(パン)にバター、チーズ、ジャムにトマト&キュウリ、ゆで玉子等のメニュー。 焼きたてのナーンがとても美味しい。

朝食時偶然テーブルでご一緒した日本人旅行者としばし情報交換したところ、昨日お昼休みで入れなかったマジェステ・ナスィーロル・モスクへ朝一番に行くのがお勧めとの情報を得た。
地球の歩き方にも朝の陽光が差し込むのが綺麗と書いてあったので、この日は半日かけてペルセポリスへ行く予定だったので、ペルセポリスへ行く途中にドライバーに寄ってもらうようにした。

Dsc08992 ペルセポリスへは車を一台$25で昨日ホテルでチャーターしていた。
前日にホテルで予約しておいたタクシーは約束通り0830にドライバーが来てくれてとても好印象。

Dsc08998 マジェステ・ナスィーロル・モスク(入場料@30000リアル 約¥85)は入り口からこの地方独特のピンクのバラをモDsc09005 チーフとしたタイルが目をひいた。

中には20名ほどの外国人観光客ばかりだった。
Dsc09007 ステンドグラスから差し込む光線が曇り空の割には綺麗に見えた。

Dsc09011 アーチ状の柱、天井の装飾もステキ

Dsc09013 詩集かな、とっても絵が綺麗で・・・

もっとゆっくDsc09015りしたいけれど、この日のメインはペルセポリス!

ペルセポリスは高校時代、宗教主任の先生が中東(イラク、エジプト、ギリシャ,イタリア、イスラエル、イラン)を一月以上かけて歴訪した時に訪れていて、旅行後に先 生のお宅へお邪魔して旅行のお話を伺った時にペルセポリスをはじめ、パルミラ、ペトラ遺跡、(今で言う中東3P遺跡)等に特に興味を持って。以来ずっと行 きたかった場所なのだ。
今回で中東3P遺跡は全て制覇することになる。

Dsc09021a シーラーズの街からペルセポリスへはエスファハンへ向かうDsc03106a 途中で、一時間ほどの道のり。
途中羊の群れと羊飼いに何度も出くわした。

道ばたでどうしても目に付くのがスイカ売りのトラックの荷台からこぼれ落ちそうなくらい山盛りのスイカ!
砂漠地帯を旅してるととてものどが乾く。
スイカは私の体に一番の特効薬で飲む水の量が減るし、トイレの回数も減るのでなくてはならない行動食なのに、いつもなかなか買わせてもらえないのよね・・・

そのうちに「スイカ買ってぇ〜!」「スイカ食べたい!」とCOOTを呪うようになってしまうのだけれども。。。

Dsc09022 スイカの山を恨めしく眺めながらもペルセポリスに到着。
入場料は一人150000リアル、約¥430。
Dsc03110 とうとうペルセポリスへ辿り着いたのだ!
向かって左側の大階段から見学開始。
反時計回りに進むことにした。

ペルセポリスとはそもそも「ペルシャ人の都」というギリシャ語が語源なんだそうだ。 
アケメネス朝〜サーサーン朝時代の遺跡で、一番のお目当てはレリーフだ。
Dsc03114_2

(←ルセルクセス門)

Dsc03119 → ライオンが牛に噛み付くレリーフはあちこちで見かけることに。

Dsc09038 百中の間(玉座の間)にあるゾロアスター教の最高神「アフラ・マズダ」は「翼のある日輪」として表されている。
お土産のモチーフにもなっていて旅行中あちこちで見かけた。

Dsc03135 いよいよお楽しみのアパダーナ東階段のレリーフ。
Dsc03138 23の国々(メディア、エラム、アルメニア、アーリャ、バビロニア、リディア、アラコシア、アッシリア、カッパドキア、エジプト、スキタイ、イオニア、バクトリア、ガンダーラ、バルティア、サガルティア、ソグディアナ、インド、スクドリア、Dsc09046 アラビア、ザランシュ、リビア、エチオピア)の人々の特徴あるレリーフが階段横に彫られていてとても興味深い。
Dsc09050 コレがず〜っと長年見たかったのだ。
23の各国々のレリーフが糸杉のレリーフで区切られている。

Dsc09051 フランス人旅行者だったかな?、私たちの「地球の歩き方」のレリーフの説明のページを覗き込んできた。
Dsc09052 今回の旅行で「地球の歩き方」と「ロンプラ」の2冊を用意してきたのだけれども、断然「地球の歩き方」に軍配が上がった。
カラーの写真付きでそれぞれの民族の特徴が記されているのでガイドが要らないのだ。

Dsc09064 東側の小高い山の中腹にあるアルタクセルクセス2世王墓は私には足場の悪い昇り下りでCOOTとKIKIさんが見学に行っDsc09060 てる間に砂漠特有の植物探しをした。
↑は初めて見る植物で名前も分からないまま。
しっとりした花に見えるけれども触ってみるとカサカサに乾燥してて、パリパリと割れてしまいそうな面白い花だった。

Dsc09088復に利用されてる土には藁が刻んで練られていて、あちこちからこぼれ落ちた麦が芽を出して実をつけはじめていた。
ここ、ペルセポリス産の麦でパンを焼いたらさぞ美味しいだろうなぁ。。。。

パルミラやペトラにくらべると長い方の一辺が5Dsc0315600mほどでこじんまりしてるので体力的にも見学しやすい規模だった。
空気は乾燥しているものの高曇りでジリジリ焼ける感じが無かったのも良かった。Dsc09033

ドライバーから見学時間は2時間、と言われたけれど、のんびり見学しながらでちょうど良い時間だった。

Dsc09085 このトイレのマーク、面白いでしょう!
女性がしっかりスカーフ姿。
Dsc09092_2
お昼を過ぎると陽が高くなってさすがに暑い。
KIKIさんが買ったイラン式のアイス、ザクロが入ってるのがお洒落。 とってもとっても甘くて、完食ならず!
お腹もすいてたので売店でマドレーヌのような焼き菓子を食べながら車で移動することに。

Dsc09095 車で数分の所(6Km北東)にあるナグシェ・ロスタムへ。
(入場料@100000リアル)
Dsc03161a ここはアケメネス潮の王墓が4つ並んでいる。

 
クセルクセス1世、ダレイDsc09102オス1世、アルタクセルクセス1世、ダレイオス2世、それぞれにレリーフが彫られていた。
Dsc03170a 真っ赤なケシの花が印象的だった。

ペットボトルの水がガンガン減っていく。。。。

Dsc03172 次に車で数分のナグシェ・ラジャブへ。(入場料@50000リアル)
Dsc03174a ここはサーサーン調初期のレリーフが4つ。
暑さでヘロヘロで岩陰にちょうど良くベンチがあったので座ったまま見学。

ペルセポリスの売店に小さな郵便局があって、絵はがきと切手をゲットできた。
高校時代の恩師、N先生に絵はがきを出すことができた。
今回のイラン旅行を決断したのにはN先生の影響がとても大きかったのだ。
帰国して先日先生から丁寧なお返事をいただくことができてとても嬉しい。

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2013年5月18日 (土)

ペルシャへ ③キャリーム・ハーン城塞、他

バーザーレ・ヴァキール(バザール)内のレストラン、サラーイェ・メフルで美味しいランチの後、再びバザールの外れにあるマドラセイェ・ハーン(ハーン神学校)へ。

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昼下がりのバザールを抜けたハーン神学校は人気が無く静かで、ブルーのタイルとバラが私たちを迎えてくれた。

タイルにピンクのバラが描かれてるのはこの地方独特のもの。
シーラーズ周辺はバラでも有名なんだそうだ。

Dsc08951 再びバザールを通ってシャー・チェラーグ廟へ。
ここは撮影禁止で、カメラを入り口で預けさせられた上に、女性はチャドル着用でなくては入れなくて、花柄のシーツのような大きな布をチャドルの代わりに頭から被って入場した。
Dsc03064a 建物の中へはイスラム教徒でなければ入れないと「地球の歩き方」には書いてあったけれども他の信者と共に中へ入れてしまった。 ラッキー!
中はまるで鏡の国の迷宮。
万華鏡の中にいるのではと錯覚するほど壁やドーム型の天井に細かく立体的に鏡が張り巡らされていた。 (→誰かさんがこっそり写した写真)

入り口が男女別になってるだけでなく中も柵で仕切られていて家族といえども一緒に見学することはできない。 入り口で靴を預けて番号札を受け取ってから入場する。
外はジリジリ暑いけれど、建物の中へ入るとヒンヤリと涼しい。
Dsc08959 霊廟は柵とアクリル板で囲われていたのだけれど、柵に縋って涙を流す女性を何人も見かけた。
かと思うと寝転んで昼寝をしてる人や、お弁当を広げてピクニックしてるグループ、赤ちゃんにお乳をあげてる若いお母さんなどなど、神聖な場所だとは思うのだけれど・・・・
(ドームの写真は敷地の外側から撮影)

入場料は無料なのに見応えがあった。
シャー・チェラーグ博物館は有料で一人30000リアル(約¥85)

Dsc03066 次にシーラーズ最古の石造寺院、マジェスデ・ジャーメ(金曜の寺院)へ。
Dsc08961 メッカのカーバ神殿を模して造られたそうだ。
Dsc08962 ここは外側から見学するだけだった。

Dsc08963 再びバザールを通ってパールス博物館へ向かう。
Dsc03068 バザールが面白くてついつい足が止まってしまう。
バザールの中にもこんなステキなエイヴァーンの小型の装飾があってとってもお洒落! 天井もステキ!

Dsc08975 博物館手前の広場で景色に見とれていたら水路に(水は無かったけれど)片足が落ちて旅行初っ端から大あざを作ってしまった。

Dsc08967 パールス博物館のチケットがべらぼうに高かった。「地球の歩き方」では一人5000リアルなのに10万リアル(約¥285)。 Dsc08972 外国人料金が無いのがイラン旅行の楽しさの一部でもあっDsc08971 たのに、経済制裁の影響なんでしょうね。
このチケットの半券の束が笑える。 最初は騙されたと思ったりもしたけれど、旅行中こんなことがあちこちで何度もあった。
ベンチで休憩はできただけで、庭園の花はきれいだったけれど、入場料のわりにたいした事はなかった。
はっきり言って入る価値なし。

Dsc03071 シーラーズの街の中心にあるキャリーム・ハーン城塞に入る前にアイス休憩することにした。
Dsc08976 3軒ほどアイスクリーム屋さんを覗いたけれどどこも同じようなのを売っていた。
城壁わきの芝生の上で休憩にした。
トルコアイスのように伸びるネバネバのアイスは超甘過ぎで、半分食べるのがやっとだった。

Dsc03078a キャリーム・ハーン城塞は四隅にでーんと構えた太っちょの塔が存在感があってカッコいい!
ところがよ〜く見ると真っ直ぐでないところがイラン風なのだろうか?
Dsc03076a Dsc08987 ここも入場料は外国人値段で一人15万リアル(約¥430)でイランの物価からするとべらぼうに高い。 イラン人ならわずか5000リアルなのになぁ・・・・

Dsc03081 見学してるとテヘランから来たというDsc03082 イラン人にしては派手な若い女性2人が一緒に写真に写って欲しい、と声をかけてきた。
写真を撮るとただそれだけでバイバイだった。
外国人は珍しいので日本人は度々声をかけられるのだ。

Dsc03087 翌々日ヤズドという街へ移動するのにバスの予約をしにPars Tourist Agency へ行った。
ここは日本からイランのビザ、国内線のチケットやシーラーズのホテル、テヘランのドライバーの手配をお願いしていて、素早い手続きをしてくれて信用度が高いのだ。

ヤズドへのバスはVIPバスの予約ができた。
チケットは明日受取に行くことになった。
ホテルは第二希望のキャラバンサライを改築したホテルに決まった。

Dsc03088 前夜が移動で徹夜状態なのでこの日は早めに観光を終えてホテルで夕食に決めた。
Dsc08990 ホテルに戻る道すがら果物を買いたかったのだけれど、地図に載ってたスーパーは地元の人も捜してくれたけれど見つからず、果物屋さんのフルーツはあまり新鮮でなく断念した。
雑居ビルにも噴水があってビックリ!

Dsc03090 ホテルのコートヤード(中庭)のレストランで「地球の歩き方」とにらめっこしながらオーダーしたのはホレシュテ・バーデムジャーン(ナスのシチュー)とミールザー・ガーゼミー(野菜のペースト)。
Dsc03091 どちらもとっても美味しかった。 特に野菜のペーストをナンに付けてたのは大のお気に入りだ。 
ビールの様に見えるのはビール風炭酸飲料。 Dsc08991_2 イランはイスラムの教えを厳格に守っていて、例え外国人でも一滴たりともアルコールを持ち込むことはできなのだ。 レモンやピーチフレーバーがあるけどジュースみたいなもんだ。
食後のお茶を頼んだらお菓子付きだった。 わーい(o^-^o)
3人で255000リアル(約¥730)

 

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2013年5月17日 (金)

ペルシャへ ②日干しレンガの迷路

4月28日(日)

945、シーラーズ空港に到着すると強い陽射しと乾燥した空気が襲いかかって来た。
早速売店で水を買って飲む。(冷えたのが500mlで10000Rls = ¥30弱)
売店に美味しそうなお菓子が売っていたのだけれど店員さんがいなかった。

空港前の広場には空港タクシーのブースがあって、ホテルの名前を言うと場所を知ってるドライバーの車に案内された。
ホテルまで8万リアル(約¥230)。 始めから料金が決まってるので遠回りをされても安心して乗っていられる。

ドライバーに「どこから来たの?」、「日本から」とたわい無ないことを話してたら突然ドライバーがCOOTに「後ろの二人は奥さんか?」と聴いてきて大爆笑!
イラン人から見れば金持ちの日本人は奥さんも複数いると思われちゃったのかな。
よくDsc03039よく考えれば我々三人組は奇妙な組み合わせに見えるのも確か。
KIKIさんはCOOTの妹ということで旅を続けることになった。 

道中きれいなモスクが見えて写真を撮ろうとしたらドライバーが車を止めてくれた。 ちょっとした心遣いが嬉しかった。

ホテDsc03040ルの前まで、ということでタクシーを降りるとそこはホテルへの入り口で、狭い日干しレンガの路地を右に左に→を辿りながら200mほど歩いた先にホテルはあった。

昔のキャラバンサライ(隊商宿)を改築したNiayesh Boutique Hotel に2泊する。 日本から現地旅行代理店で予約しておいたホテルだ。

Dsc08911 迷路を進んで、ここは裏口の玄関なんだけれども、ドアノブが面白い。
左が男性用、右が女性用で、男性用はノックの音が低く、女性用の方が高い音が出て、どちらの客が来たか分かるようになっているのだ。

大小の中庭、それを結ぶ通路は石の階段を上ったり降りたり、建物の中はとても複雑にできていた。
大きな中庭はレストランになっていた。 正に伝統家屋そのものだ。
オレンジDsc03043aの木があって実が付いている。
空気の乾燥した地域で快適に過ごすために作られた泉もちゃんとあって金魚が泳いでいた。
旅行前に見た映画『運動靴と赤い金魚』とイメージが重なった。
チャイハーネ(ベッドのような木の台でカーペットが敷いてあって、靴を脱いで上がりクッションで寛ぎながらお茶や食事ができる)とテーブル席がある。

Dsc03041 私たちの部屋はレストランの中庭から段差の高い石段を上った二階。 天井までの大きなドアにガッシリした南京錠がかかっていた。 カードキーでないところが良いのだ。
上り下りにちょっと苦労したけれど、部屋には冷蔵庫もあるし、シャワーはイギリスよりも快適!
暖炉のスペースもあるのだ。
カーテンのタッセルがゴージャスだった。

Dsc08919 荷物を置き身軽になっていよいよ街歩き開始!
クネクネと日干しレンガに囲まれた路地を進んで大通りへ出ると、女性たちは皆黒いチャドルを纏っていて異様な感じだ。 このエスカレーター付きの横断歩道橋は何度も渡ることになった。

Dsc08920 COOTが携帯用のSIMを買ってる間にジューススタンドで見たことの無い興味を引くジュースを見つけて飲んでみた。
一杯15000リアル(¥40〜50)のこのジュースは芥子の実の様な食感のプチプチがたくさん入った甘〜いジュースだった。(かき混ぜながら飲むのだ、と店員さんが教えてくれた)

Dsc08926 両替(1$=35000Rls)してからバザール歩き。
女性用のド派手な衣類が目を惹く。
チャドルの下にこんなのを着てるの!?
日常雑貨やらお菓子やら目を惹くものがいっぱい。

Dsc03055 Dsc03056 お昼を過ぎてレストランを捜すけれど不思議なほど無いのだ。
「地球の歩き方」に載っているバザール内のレストランへ行くことにした。

Dsc03052 バーザーレ・ヴァキールの中ほどの地下にある「Saray-e Mehr サラーイェ・メフル」。 ここも伝統建築を利用したレストランで内装がとても凝った造りになっていた。

Dsc08931 初めてのイラン料理は、キャバーブ(串焼き肉)、アーブ・グーシュト(羊肉、野菜のシチューDsc08930 をナンと一緒に金属の器具で潰して オジヤのようにして食べる料理)、ディージー(アーブ・グーシュトと同Dsc03054じようなもの) 見た目は良くないけれど、お肉が柔らかく臭みもなくとても美味しかった。
スカーフを被ったままの初めての食事だった。

3人で385000リアル(約¥1100)だった。 お店のサービスはあまり良くなかった。 団体客が入ってきてしまったから仕方ないか。

つづく。

 

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2013年5月 9日 (木)

ペルシャへ ①イランへの道のりは長かった

4月27日(土)

テヘランへはアエロフロートを使った。
成田でチェックインの際にテヘラン行きだったのでVISAを確認された上にVISA番号まで控えられた。
およそ10時間のフライトは今夜ホテルへ行かず空港で過ごすことを考慮して勤めて眠るようにした。

Dsc08903 今回もモスクワ経由。 去年のヨーロッパ(SU)、一昨年のモスクワ&サンクトペテルブルク(JL)で3年連続でモスクワ、シェレメチボ空港を利用することになった。
Dsc06349 勝手知ったる空港なので到着が少し遅れて1時間半の乗換にも関わらずターミナル移動しながらしっかり大好物のクヴァス€1.5(黒パンを発酵させた飲み物)も免税店でゲットしてテヘラン行きのゲートに到着するとソウル経由での今回の旅の仲間、KIKIさんと無事合流できた。

ゲーDsc03034ト付近には黒い衣装の女性が数人いて、いよいよイスラム圏に行くんだ、と気合いが入る。
以前シリアやヨルダンへ旅した時よりも緊張度が高かった。

モスクワは到着前は晴れとアナウンスがあったのに雨で、テヘラン行きはバス&タラップでしっかり濡れてしまった。

モスクワ1900発、テヘラン2315着のフライトなので外の景色が見れず残念だった。 コーカサス上空を飛んで、運が良ければカスピ海が望めたかもしれなかったのに・・・・

テヘラン空港へ着陸態勢に入る頃に自主的にスカーフを被った。 到着しても結局女性のスカーフ着用のアナウンスは入らなかった。
イミグレーションで変にトラブらないようにカーキ色のロングコートを着込んで黒&緑のスカーフをぎこちなく被ってドキドキしながらイミグレーションに並んでいると、恐れ多くも白人カップルがスカーフも被らずイミグレーションに並びながら記念撮影していて見てる方が落ち着かなかった。

出発前に入国に指紋を取られたりで2時間以上かかった人の旅行記を読んでたので覚悟していたけれど、ほんの1〜2分であっけなく入国できた。
ちゃんと東京のイラン大使館でVISAを取って来たのが正解だった。
(アライバルVISAを空港で取るのはリスクが高いのだ)

税関を通過すると手配しておいたドライバーがにこやかに手を振って出迎えてくれた。
イランは日本との時差が4時間30分!
空港のトイレは早速アラブ式のスクワットトイレだった。

真夜中だけれども国内線に翌朝乗るためにホメイニー国際空港からメフラバード空港へ送ってもらった。
首都だけあって深夜なのに車も人通りも割と多かった。
途中写真を取り損ねたけれどもホメイニー師の霊廟脇を通過した。
ライトアップされていて、美しい青を基調としたタイルを張りつめたイスラムのモスクが目映かった。

空港が近づくに連れて道ばたのあちこちで真夜中なのに花束を売っていた。
旅ゆく人々に花束を送る風習があるのかな?

1時間近く移動してメフラバード空港でシーラーズまでの国内線のチケット引き換えを受け取ってドライバーと分かれた。
0725発のマーハン航空まで空港内で過ごさなければならない。
言葉は悪いけど、野宿だ。
真夜中にホテルへ入って早朝430にはチェックアウトでは殆ど眠る時間がないのだ。

0200過ぎでも空港で夜を明かす人は多く、ベンチは横になる人で殆ど塞がった。
とはいっても女性でベンチで寝てる人はあまり見かけない。
たまたま見かけた女性はシーツで包まれて頭の上と足首の下を結ばれていて、死体が転がってるように見えて一瞬ドキッとした。
私たちはスカーフを被った上からアイマスクをして固いベンチに横になった。
ゆっくり落ち着いて眠れない。

空港内を探検してみたら空港内にもちゃんとモスクがあって、女性用のモスクの中で眠ってる数人の女性を発見!
男性用のモスクは鍵がかかっていてCOOTはベンチで横になるしかなかったけれど、KIKIさんと私はモスクのカーペットの上で体を休ませることができた。
それでもちゃんとお祈りをしに入って来る人もいて熟睡はできなかった。

0600には3人揃ってシーラーズ行きの便にのるために待機した。
国内線は英語の案内が少なくて、出発時間間際まで何の案内もでなくて不安だった。
ようやく出た案内は「Wait fo announcement」の電光掲示板。
果たしてちゃんと飛んでくれるのか、はたまたキャンセルなんてことに・・・・
なかなか情報が出て来ず不安が募ったけれど、無事1時間ほど遅れて最初の目的地、1000ごろになってシーラーズに到着。
テヘランの空港で夜を明かしたのでとても遠くまでやって来た感じだ。
自宅から32時間の長い道のりだった。

いよいよ旅の始まりだ。
寝不足の目にシーラーズの太陽が眩しかった。

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2013年5月 8日 (水)

帰ってきました

連休最終日の夜に帰って来ました。
中学時代、高校時代からの憧れだったイランは西側諸国からの経済封鎖にも関わらずとてもピュアな心を持ち合わせた国民で、今までとは違った充実感のある旅になりました。

『世界の半分』の謎も解けました。
是非もう一度行きたい国の一つに追加です!
旅行記は後々。

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2013年4月26日 (金)

旅の準備

今年のゴールデンウィークの旅行先は中学時代からず〜っと憧れてた地、イラン!
当時、W大新卒の女性教師Y先生の、「イランには『世界の半分』と言われてる広場がある。
ここへ将来行く人があったら「先生に絵はがきを書いてよこすこと!」
この一言からもの凄く興味が沸いていたけれど、イスラム圏だし無理だよね〜、と若い頃は諦めていた。
Y先生とは中学卒業以来連絡を取っていないので住所がわからないのが残念だ。

去年もイランへ旅行すべく1月下旬にはエアチケットの手配をしていたらホルムズ海峡がきな臭くなってきて早々にキャンセルした経緯があった。

一年経っても情勢はたいして変わらないし、私たちの行く観光地は軍事施設と関係無さそうなので行ける時に出かけることにしたのだ。
経済制裁でイラン航空は去年秋に日本から撤退してしまって直行便が無い。
2月上旬にエミレーツでチケット予約をしたのだけれどもっと安いチケットがアエロフロートで見つかって変更したのが2月中旬。(帰りはカタール航空:COOTがギリシャの旅行会社で見つけたチケットで、この方法が一番乗換え時間や金額が我が家にピッタリだった)

しかし、チケットを予約した後になって判ったのだけれどイランのVISAがないと、モスクワ→テヘランの便に搭乗拒否されてしまうのだ。
予約と同時に支払いもしていて、キャンセルできないので、何が何でも行かなければならない。

イランはもちろんVISAが必用なので調べてみるとコレがなんとも厄介だった。
東京のイラン大使館のホームページから申請用紙をダウンロードして普通に取得できるものだと思っていたら、相次ぐイランへの経済制裁で団体旅行で旅行会社が申請する以外、我が家のような個人旅行者はV ISAの申請が出来なくなっていたのだ。
それでも個人向けに旅行会社へ一人当たり¥30000の手数料で請け負ってくれるところもあるのだけれど、VISA代¥30000はあまりにも高い!

そんな状態でも裏技、とでも言おうか、イランの旅行会社にて手数料をヨーロッパの銀行に振り込んで、イラン外務省にVISAの許可申請をしてもらって、許可番号を東京のイラン大使館へ確認を取ってからやっと申請できるのだった。
この方法だと一人当たり¥10000ちょっとで済む。(それでも高い!)

2月下旬から手配に動きだしたのだけれど、多分イラン外務省側のミス?で一人分の許可番号しか降りていなかったり、その間にノウルーズというイランの年末年始の長期休暇があったりで、やっとVISAを手にしたのは今月上旬だった。
イラン大使館へは3度通うことになってしまったし。。。。
早くからアクションを起こしていたのである程度余裕はあったけれど、出発一ヶ月前に動いていたら間に合わなかったかもしれない。
そもそもノウルーズ(日本の春分の日の辺り)の長期休暇の前にVISAが取得できる計算だったのだ。

イランの旅行会社の担当者がとても親身になって対応してくれたので国内線と、最初の都市のホテルの予約もお願いすることにした。

必用な手配も終わって準備ができたころになってVISAに関して新たな情報が・・・・
6月にイランで大きな選挙があるそうで、それが終わって落ち着くまでVISAの発給手続きを中止又は延期するように、とイラン外務省からイランの各旅行代理店に通告があったようで、最近になってVISA申請をしようとしてる旅行者が困っているとのこと。
私たちのように払い戻しの出来ない航空券を買ってしまった旅行者は途方に暮れてるだろう。

VISAが取れてやっと本格的に旅の準備を始めることができるようになった。
ここでまたまた厄介なことが・・・・・
厳格なイスラム教、シーア派のイランではたとえ旅行者であろうとも女性には服装の規定があるのだ。
体のラインを隠すゆったりとした長めのコートと、髪の毛を覆うスカーフの着用が義務づけられている。
しかも国際線に乗っていても、イラン上空に入るとコートとスカーフ姿に変身しないとならないのだ。 ひぃ〜〜〜!(機内にコートとスカーフ着用のアナウンスが入るのだそうだ)

公の場でスカーフを取るのは裸になるのと同じ感覚だそうで、女性の服装監視の警察官もあちこちにいて、違反してると逮捕されないまでも、注意を受けたり、服装を正されたりするようだ。
コートはお尻がしっかり隠れる程度、太ももの半分くらいまで覆う丈のものならOKらしい。
イミグレーションで初っ端からトラブるのはイヤなのでもっと長めのコートで行くことにした。
10日間毎日着たまんま、というのもいやなので替えを先日買いに行ったのだけれども、30℃を越すこともあるので出来るだけ薄手で、しかも透けなくて、畳んで小さくなるという条件でサイズに合うものは明るいフレンチブルーグレーのものだった。
一昨日これを黒に染色して、イランバージョンにした。
旅行準備で染色までするのは初めて!

今回の旅はもう一人旅の仲間、Kさんがいる。
イランでは女性同士や、女性の一人旅はそもそも考えにないらしくホテルに泊まりにくかったり、レストランに入りにくかったり、痴漢攻めにあったりするらしい。
そもそも女性一人で出歩いてはいけないのだ。
そんなんで、去年から三人で計画していたのだった。
Kさんとはモスクワで合流することになった。

今回の旅のテーマは『隊商宿や数百年の歴史ある伝統家屋に泊まり歩く』。
美しいイスラム建築、バラの庭園などなど、見所満載! の予定。

ってなわけで、明日早朝から行ってきま〜す!

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